中古車の走行距離
走行距離は、中古車の価格が決まる大きな要因。 なので、中古車の選び方の第一歩は、走行距離になります。 予算を考慮しつつ、1万キロ、3万キロ、5万キロを目処に検討します。 また、偽りの走行距離は殆どありませんが、最低限の確認は必要です。
中古車のフロアーマットを確認
中古車の走行距離を確認する部分として、運転席の足元に敷いてあるフロアーマットを見ます。
運転席のフロアーマットは、距離にかかわらず、足のかかとの部分がへたっているものです。 走行距離が増えれば、そのへたり具合はひどくなります。 また、走行距離が極端に多いと、穴が開いていたりもします。
へたり具合は、マットの性質にもかかわるので、難しいところですが、さすがに、1万キロそこそこで、穴が開きそうなほどはへたりません。 逆のケースも考えられます。 3万キロくらいで、マットを新品に交換しているのは、タイミングが早すぎて、微妙な感じです。 マットの使用感と走行距離の関係を、感覚でみて、メーターの走行距離が不自然ではないか、確認してください。
中古車の運転席のシートを確認
マット同様に、走行距離におうじて、「へたり」「すれ」「切れ」が生じます。
マットと同じように判断は難しいですが、乗り降りの際にすれる部分が、走行距離が短いにもかかわらず、ひどくすれていたり、切れていれば、メーターのしめす走行距離が怪しくなります。 フロアーマット同様に、使用感と走行距離の関係を感覚でみて、走行距離が不自然ではないか、確認してください。中古車のスイッチの文字、てかりを確認
マット、シートと同じく、使用感により走行距離と比較してみます。 走行距離が少ないのに、使用感が強く、「てかりが強い。」「文字が消えている。」などは、少し疑って掛かった方が良いでしょう。
中古車の走行距離、確認箇所のまとめ
ここで紹介しているのは、目安にしかなりません。 その部品の性質上、へたり等が早い場合もありますので、感覚として走行距離と比較して、「おかしい」と、言うところを感じたら、気をつけるようにしてください。
今では、かなり規制が厳しく、減少傾向にあると思われる「メーターバック」メーター戻しですが、まだそれをやっている中古車業者さんも、残念なことにいらっしゃいます。
だまされる方が悪いか? だます方が悪いか? この場合は、だます方が圧倒的に悪いです。 それを阻止するには、価格だけで判断せず、冷静に車を見ることです。
安いには、必ず理由があると言う訳ではありませんが、疑って掛かるのが普通です。 メーターバックされている車を購入しないよう、最低限の努力はするようにしてください。
だまされる方がいるから・・・やる人がいるわけです。
だませれる方に罪はないと思いますけどね・・・。
中古車購入なら、こんな走行距離!
走行距離自体の話をすると、どんな車も少ない方が良いです。 実際には、1万キロ程度なら、いろいろと心配する必要もないでしょう。 でも、走行距離が1万キロ以内の中古車は、割高ですよね
オススメは、3万キロ以内です。
これ以上の距離を、走っている車が悪いわけではないですが、3万キロ以内であれば、トラブルに遭遇する可能性がかなり少なくなると思います。 また、トラブルの出始める時期まで、多少時間もあると思います。 価格面でも、お得な走行距離だと思います。
一概には言えませんが、車は5年、5万キロを境に、いろいろトラブルが出る傾向があります。 これは、普段あまり注目されないマイナーな消耗品などのためでもありますが、トラブルがでれば、当然お金が掛かります。
せっかく、距離の走っている車を安く買っても、後々、出費がかさめば、高年式で走行距離の少ない車を、買った方が、ある意味安くなったりしますからね。 無難に買うなら、やはり3万キロまでがオススメです。
もし、マイナー車種の中古車購入や予算の関係で、5万キロ〜10万キロなどの、多走行車を購入しようと思っているなら、少しでも年式が新しい方が良いでしょう。
短い時間で長距離は知っている車は、意外といたみが少なかったりします。 当然、距離が少なく、高年式の車にはかないませんけどね。
走行距離は、中古車の価格とも、関係が一番深い部分です。 注意深く確認して、予算に合った走行距離を検討してみてください。