下取りを価格交渉に使う！（１）

新車も中古車も、下取り車があるときは、その車が何であれ交渉の材料、切り札にしてください。

新車の場合は、価格自体の値引き交渉が出来ますので、最後の一押しという感じで、下取り価格の交渉が出来ます。 しかし、中古車の場合は、基本的に店頭で掲示している価格を、値引くと言うことはあまりありません。 なので、新車以上に、下取り車の存在は重要になります。

中古車の値引きがないということは、意外かもしれませんが、この辺の価格の問題は、結構強気でくる中古車屋さんも多いと思います。

「理由は、最初からぎりぎりで設定しているから」 これが多いみたいですね。

ディーラーではない、中古車屋さんの社長さん３人に、以前、同じ質問をしたことがあります。

「お客さんが、店頭の車の値引きを希望してきたらどうするの？」

って、聞きました。 たまたまかもしれませんが、３人の答えは全く一緒の意味でした。

「値引きは出来ないことを伝える」と言う意味です。

突っ込んで、「それでも、この車が欲しいから、値引きしてくれ！」と言われたら、こう聞いたときの返事は、意味が同じでも三者三様。

「値引きは絶対に出来ないんです」と答える。 ＜正論？
「予算に合う車を、別に探す」と言う。 ＜商売上手？？
「他のお店を探してください」と言って、帰ってもらう。 ＜厳しい！

どこの店もこんな対応をするとは限りませんが、お話を聞いた社長さんは、みなさん真剣にこんな感じのこと言ってました。

少しでも良い車を、安く提供しようと思って、ギリギリの値段つけているのに、値引き交渉されたのでは気分が悪い。 まるで、つけている価格が不当なように聞こえる。 ってなことです。

要するに、つけている値段より価値のある車を提供しているのに、それを否定されているようだ。 と言うことですね。

ちょっと納得でした。

でっ、一応ディーラー系の中古車屋さんにも聞いてみたところ「時期や場合によっては、値引き交渉に応じる」　だそうです。

むしろ　「売りたいときは積極的に、値引き交渉をする」　だそうです。

ちょっと意外？というより、店頭価格が他より少し高い分、余裕があるのかと思えば、「ある程度売りたいときには、多少の赤字でも台数を伸ばす」だそうです。

私には意味不明ですが、そんなときがあるみたいです。

基本的に、一般のところは値引き交渉無理。 ディーラー系は、相談しだいという感じでしょうか？ でもこれは、全国区ではない気がするんですけどね。

端数ぐらい値引きしてくれる、一般の中古車屋さんもあると思いますが・・・。 それなら最初から・・・って、思うのは私だけではないはず。 「値引き出来ない」とキッパリ言われた方が、中古車屋さんを信用できたり？！

いづれにしても、中古車が値引きできないなら、下取りの査定価格を上げてもらうしかないですよね？！ 中古車を、少しでも安く購入するためにはね。

続きは、下取りを価格交渉に使う！（２）へ