中古車、こんな事故車はお得？（１）

中古車を購入するのに「お得な事故車って存在するのか？」って感じですよね。 通常のイメージで行けば、事故車＝購入してはいけない中古車ですからね。

でも、存在しているんですよ。

人それぞれ見解の違いはあると思いますが、きれいに修理されていて、価格面で反映されていれば、「十分買う価値のある事故車の中古車」

大きな事故を修理した中古車でも、その修理の方法、状況で、その車の価値は変わると、私は思っています。

前オーナーが、大きな事故をして修理をしているのであれば、第一段階クリアーです。

保険を使うなり、自費での修理なり、知っている人がその車に今後も乗るわけですから、修理する方としても下手なことはしません。 ＜一般的には

次に、その修理自体が上手く出来ているかです。 上手くと言っても、あなた自身が見て、触って、乗ってみて問題なければ、上手に修理されていると言うことです。

このような条件が、クリアーできているような中古車の事故車でしたら、価格面を比較してみて、大きなメリットがあると思えば、購入する価値もあるでしょう。

注意しなければいけないのは、修理された時期と、ある程度の保証も考慮しておくと言うことです。

一般的には、大きな事故を起こした車の行方は、スクラップか、部品取り車になります。 事故車を買い取っている業者がいるのは、リサイクル部品として使用できる部品を、買い取った後に個別に販売できるからです。

しかし、まれに修理されて、中古車屋さんに並べられることがあります。 小さな事故で手放した車が、修理されて店頭に並ぶのは、基本的に問題ありません。

ただし、大きい事故を起こした車が並ぶのは、まったくの別問題です。

大きい事故を起こして、前オーナーがなぜ手放したのかを考えれば・・・。

「修理費がかさむから、どうせなら買い換える」

これが一番ですよね。 修理する金額と大差がなければ、よほど思い入れがなければ、通常は買い換えます。

「安く修理できるから。」

通常、交換などで部品代が掛かる部分を、修理にして金額を抑えていきます。

この修理が、通常考えられる限界を超えた修理をするので、問題があります。

あなたが、車に乗っていて、板金屋さんがドア交換と言ったものを、無理やり修理してもらうのとは訳けが違います。

車を買い換えなければ、ならなかった位の損傷ですから、その範囲、壊れ具合は、想像つくと思います。

この修理の場合は、「おこし」とも言われ、とりあえず形にするのが目的です。 手段は選びません。 選んでいたら利益が出ませんから・・・。

安かろう、悪かろうの修理がされた車が、販売されるケースがある「おこし」 この手の車だけには、手を出さないように、気をつけなければなりません。

基本的に、高額で販売できる、高年式車をおこすケースが多いです。

＊全ての事故車が、これにあたるわけではありません。
　「おこし」＝全てダメな車でもありません。