中古車を試乗する(1)
中古車の購入の前に、必ず試乗してみましょう。
試乗すれば、自然とその車と自分のフィーリングが同じかどうかわかります。 ちょっと変な話ではありますが、車との相性が良いかどうかと言う事です。
部屋などを借りるときに、「条件良いけど、どうしてもこの部屋の感じは嫌だな〜。」なんて事ありますよね?! それと似たようなもので、不思議と車とのフィーリングってあるものです。 まずは、試乗してみて、あなたと車の相性が悪くないか?感じてみてください。
中古車のチェックポイント
中古車のチェックポイントとしては、
- ハンドルの状態
- ブレーキの効き具合、感触
- シートの位置や感触
- フロント、サイドの視野や車体の見切り
中古車のハンドルの状態をチェック!
ハンドルは、走っていて、引っ張られないかどうかが、一番のポイントです。 手を離してまっすぐ走れば合格ですね。
ただし、わだちにとられたりなどの、路面から来る影響を勘違いしないようにしてください。 特に、扁平タイヤを履いていたりすると、これは大きく影響がでます。
それと、ハンドルがとられるのであって、ハンドルがまっすぐでないのとは違います。
車がまっすぐ走っていて、ハンドルがどちらかに少し切れているようになっているのは、単にハンドルのコマずれと言うのが多いです。 (引っ張られた結果、ハンドルが切れているのはダメ!)
コマずれは、アライメントをすることで簡単に修正できますので、勘違いしないようにしましょう。 新車でこんな状態の車も、珍しくありませんからね。<極端なのは別ですよ
ブレーキのチェック!
ブレーキの効き具合はもちろん、踏んだときの感触も確認してください。
車種によりブレーキの効き具合はさまざまですが、怖いくらい効かない場合は、お店の人に確認してもらって下さい。
もしそれが通常のブレーキ状態であれば、その車の購入はやめた方が無難ですね。
車は、走ることより止まることの方が重要です。 止まることに恐怖を、覚えるような車種はあなたとは相性が悪いのです。
それと感触ですが、ぶるぶると足に反応があれば、ローターなどに異常がある場合があります。
ローターとは、ブレーキパットがはさんで止める円盤状の板です。 ホイールの隙間から見て、金属色で丸いものがあればそれです。
このローターは、ブレーキパットのノンアスベスト化が始まって以来、特に消耗品として扱われています。 消耗品であるので、ブレーキパットと同じく交換の時期があります。 減ってしまって薄くなったときや、変形したときは交換します。
変形すると、まだ十分な厚みがあっても、ブレーキにぶるぶるといった感触があり。 ブレーキの効きがあまくなる傾向があります。
ローター自体、特別高額な部品ではありませんが、購入の際に、もしぶるぶると感触があったら、その原因を確認することと、部品代、工賃等も含め車両代に含まれるのかどうか、確認しましょう。
買ってすぐにメンテナンスで出費では、良い車見つけても意味がなくなってしまいますからね。
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