自動車保険の運転者や年齢に条件をつける特約
自動車保険で、運転する人の年齢に条件をつけることにより、保険の適用範囲を狭め、事故などのリスクが軽減することから、保険料の割引を受けることが出来る特約です。
運転者を家族に限定する特約
保険の適用範囲を、家族のみに限定することにより、保険料が割り引かれる特約です。
家族以外の人が運転中に、事故が起きた場合は、保険金が支払われません。(一部特例があり)
通常は、同居の親族とは、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、妹、おじいちゃん、おばあちゃんなどを言います。
上記の場合、記名被保険者をお父さん。 おじいちゃん、おばあちゃんは、お父さん、お母さんのどちらの親でも「家族」です。
また、別居中の***なども「家族」と言うこともあります。
「家族」の条件は、複雑で意外と難しいので、自動車保険に加入し、このような特約をつける場合には、必ず保険会社に確認してください。
運転者を、本人と配偶者に限定する特約
保険の適用範囲を、記名被保険者と、その配偶者のみに限定することにより、保険料が割り引かれる特約です。
この二人以外の人が運転中に、事故が起きた場合は保険金が支払われません。(一部特例があり)
運転する家族に、年齢条件をつける特約
運転する家族に、年齢の条件をつけることで、保険料が割り引かれる特約です。
運転する家族の一番年齢の低い人に合わせて、年齢の条件を設定します。
年齢条件の範囲外の家族が、運転中に事故などを起こした場合、保険金は支払われません。
別な特約の条件が適用されなければ、「運転する家族に年齢条件をつける」ため、家族以外の人が運転中に事故などを起こした場合は、年齢にかかわらず保険金は支払われます。
「別な特約の条件が、適用されなければ」と言うのは、「運転者を、本人と配偶者に限定する特約」などの特約が付いている場合で、本人と配偶者以外の人が、運転中に事故などを起こした場合、保険金は支払われないからです。
運転する人に、年齢の条件をつける特約
年齢条件を付けることで、事故などのリスクを軽減し、保険料が割り引かれる特約です。
運転する人の年齢条件を「**歳以上」として、その条件未満の年齢の人が、運転中に事故などを起こした場合は、保険金は支払われません。(一部特例あり)
同居中の子供に、年齢条件を追加する特約
既に、年齢条件を35歳以上などとして、自動車保険に加入している場合に、あとから同居している21歳の子供が免許を取ったとき、通常は年齢条件を21歳以上の条件に契約しなおしますが、年齢条件を追加する特約を使用すれば、子供の年齢にあわせて、保険の適用範囲を広げられます。
尚、運転者を本人と配偶者に限定する特約などが付帯されていると、この特約は付帯できません。
子供に年齢条件を追加する特約
「同居中の子供に、年齢条件を追加する特約」の同居中の条件が省かれたものになります。
年齢条件を不適用にする特約
運転する人の年齢条件を、特定している場合でも、同居の家族など以外の第三者が運転中に事故などを起こした場合、年齢条件を適用しないで、保険金が支払われます。
例えば、家族全員が30歳以上で、年齢条件を付帯している場合でも、別居している26歳の娘夫婦と一緒に車で旅行に行き、帰りに娘夫婦の運転中に事故が起きても保険金が支払われます。
*自動車保険の各特約は、組み合わせや加入している保険の種類(コース)などにより、付帯できない特約もあります。