自動車の保険料金の決まり方
保険の料金は、保険契約している人が、保険料金を公平に負担出来るように、契約者と車の危険度に応じて算出されます。 一般的には、「若者&免許とりたて&スポーツカー」の組み合わせなどは、保険料金が高くなる傾向があります。 自動車保険の料金が、どのように決められているのか、簡単に説明してみました。
◆ 保険料金を算出する項目
車種と車の用途
自動車の大きさや、使用目的で異なる車体の強度、走行距離、部品価格などの、個々に異なる部分を、保険料に反映させています。
具体的には・・・。
車体の強度があると、乗っている人の安全が確保されやすい。 走行距離が多い車ほど、事故を起こす確率が高かくなる。 部品価格が高いと、修理の時の費用が高くなる。 などが反映されているわけですね。
対人、対物、傷害、車両の料率
対人、対物、傷害、車両の各保険の料率を、「形式」の損害率をもとに、保険会社でランクわけしています。 「形式」は、車両を特定する記号のようなもので、メーカー、車種などがわかります。
簡単に書くと、「契約する車種によって損害率を保険会社が決めている。」と言うことで、良いと思います。
自動車についている装置での割引
車についている、一部の安全装置などで、保険料の割引を受けることが出来ます。
詳しくは、別ページ 「自動車についている装置での割引」 で紹介しています。
保険事故実績
保険の契約には、ノンフリート契約と、フリート契約と言うものがあります。
ノンフリート契約は、1台ごとに保険に加入しますが、フリート契約は、複数台数をまとめて、保険に加入します。
ノンフリート契約は、個々の車両に対しての危険度等から、保険料金が算出されますが、フリート契約の場合は、保険契約者の事故実績などから、保険料金が算出されます。
保険事故実績と言うことで、フリート契約に関する項目となり、個人の方は、あまり意識しなくて良い項目です。
運転者の年齢と、その範囲
運転者の年齢が若年層だと、「事故を起こす危険が高い」などを考慮して、年齢による危険どを、保険料に反映させています。
また、保険の適用範囲を限定することなどで、事故を起こす危険性を減少させられることから、適用範囲も保険料に反映されます。
運転年齢を、21歳からの保証にするより、30歳以上の保証にした方が、割引が多くなり。 (年齢条件を、高年齢にすることで危険度が下がり割引)
限定を何もしないより、家族限定や夫婦限定にした方が、割引が多くなるということになります。 (保険適用範囲を狭めることで割引)
記名被保険者の免許証の色
免許証の帯の色が、保険料に反映されています。
帯の色は、「ゴールド」「ブルー」「グリーン」ですが、ゴールドの優良ドライバーは、事故を起こすリスクが少ないと言うことで、保険料金が割安になります。
自動車の使用目的
自動車の使用目的が違うと、事故のリスクも違うことから、自動車の使用目的別に、保険料金が算出されます。
業務での仕様 通勤での仕様 日常での仕様 などで、分けられています。 業務目的での仕様は、走行が多いことなどから、リスクは高くなる、と言うことになります。