自動車保険の傷害に関する特約
自動車保険の、死亡やケガなどの傷害に関することの特約です。
自損事故による、傷害を補償する特約
単独での事故や、100%の過失のある事故で、自賠責保険や政府保障事業では補償されない時に、保険金が支払われる特約です。
ガードレールなどに単独で衝突したり、信号待ちで、止まっている車に衝突したときに、運転者、または搭乗者が傷害を受けた場合で、自賠責保険などで、補償されない場合に保険金が支払われます。
相手自動車が無保険の時の特約
被保険自動車の搭乗者や、記名被保険者と、その家族が自動車事故で、死亡または後遺障害を被ったときに、相手の自動車が無保険で十分な補償が受けれない場合に、補償が受けれる特約です。
無保険自動車とは、対人賠償保険に加入していない自動車や、当て逃げなどで、相手がわからない自動車などを言います。
人身傷害の補償を、搭乗中のみに限定する特約
ひとつの家庭内で、人身傷害補償保険が付帯されている場合、2台目以降に人身障害補償保険を付帯すると、搭乗中以外の自動車事故での補償が重複してしまいます。 この重複部分を省くことが出来る特約です。
人身障害補償保険を付帯することで補償される、歩行中などの自動車事故は、同一の家庭内で複数台の自動車で契約すると、各自動車の保険契約が家族などを補償することになり重複してしまいます。
この特約を付けることで、その重複部分を省き保険料を節約できるようになります。
人身障害の適用範囲を広げる特約
通常補償される自動車事故、交通事故全般などが、建物火災などまで適用範囲が広げられる特約です。
入院したときに、サービスを選べる特約
人身障害の補償となる事故で入院した場合に、必要なサービスを自分で選んで利用できる特約です。
サービスには、家事代行、介護ヘルパー、自宅世話人、ベビーシッター、家庭教師、DVD機器及びパソコン機器のレンタル、DVDソフトレンタル、福祉機器レンタル、通院時タクシー費用、書籍提供、などがあります。 (内容は、東京海上日動の例です。)
その他に・・・
バスの人身障害や搭乗者障害の保険金の支払いに関する特約などもあります。
◆ 以下事業主用
労働災害補償保険法で、給付が行われるもの不適用にする特約
人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、自損事故傷害特約、無保険車事故傷害特約などで、労働災害補償保険法で給付される損害、損傷について保険を不適用にすることの出来る特約です。
会社所有の自動車での、従業員の死亡、後遺障害を補償する特約
会社所有の自動車に搭乗中の事故で、従業員が死亡、後遺障害を被った場合に、会社が臨時に負担する香典や見舞金、求人費用などを補償してくれる特約です。
特約を不担保にする特約
自損事故傷害特約を、不適用にする特約
無保険車事故傷害特約を、不適用にする特約
人身傷害臨時費用を、不適用にする特約
などがあります。